Polymaker PC-PBT

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Polymaker™ PC-PBT は、耐熱性と低温(-20˚C/-30˚C)での靭性に優れた PC/PBT ポリマーブレンドです。Polymaker™ PC-PBT はまた、優れた耐薬品性を備えています。

物理的性質

特性
試験方法
代表値

密度

ISO1183、GB/T1033

23°Cでの密度 1.2 g/cm3

溶融流動指標

260°C、5 kg

16-22 g/10min

光透過率

該当なし

該当なし

難燃性

該当なし

該当なし

耐薬品性データ

特性
代表値

弱酸の影響

良好

強酸の影響

不良

弱アルカリの影響

良好

強アルカリの影響

不良

油脂の影響

良好

注:

良好:室温で化学薬品と長期間接触した場合、材料に軽微な攻撃が生じる可能性がある

可:室温で化学薬品と短時間接触する用途に材料を使用できる

不良:室温で化学薬品と接触すると材料が不安定になる

吸湿曲線

熱的性質

特性
試験方法
代表値

ガラス転移温度

DSC、10°C/分

140℃

融点

DSC、10°C/分

223℃

結晶化温度

DSC、10°C/分

186℃

分解温度

TGA、20°C/分

該当なし

ビカット軟化温度

ISO 306、GB/T 1633

139℃

熱変形温度

ISO 75 1.8MPa

91℃

熱変形温度

ISO 75 0.45MPa

107℃

HDT曲線

機械的特性

特性
試験方法
代表値

ヤング率(X-Y)

ISO 527、GB/T 1040

1940.2 ± 76.5 MPa

ヤング率(Z)

ISO 527、GB/T 1040

1743.4 ± 66.2 MPa

引張強さ(X-Y)

ISO 527、GB/T 1040

50.4 ± 0.6 MPa

引張強さ(Z)

ISO 527、GB/T 1040

37.9 ± 0.3 MPa

破断伸び(X-Y)

ISO 527、GB/T 1040

4.6 ± 0.7 %

破断伸び(Z)

ISO 527、GB/T 1040

3.8 ± 0.5 %

曲げ弾性率(X-Y)

ISO 178、GB/T 9341

1950.3 ± 142.6 MPa

曲げ弾性率(Z)

ISO 178、GB/T 9341

該当なし

曲げ強さ(X-Y)

ISO 178、GB/T 9341

77.3 ± 0.3 MPa

曲げ強さ(Z)

ISO 178、GB/T 9341

該当なし

ノッチ付チャーピー衝撃強さ(X-Y)

ISO 179、GB/T 1043

33.0 ± 0.3 kJ/m2

ノッチ付チャーピー衝撃強さ(Z)

ISO 179、GB/T 1043

該当なし

低温衝撃強さ(X-Y)

ISO 179-1/1eA:2010、-30°C

15.7 ± 2.9 kJ/m2

低温衝撃強さ(Z)

ISO 179-1/1eA:2010、-30°C

該当なし

推奨印刷条件

パラメータ

ノズル温度

260 – 280(℃)

ビルド表面処理

質感 PEI(必要に応じて接着)

ビルドプレート温度

100 – 115(˚C)

冷却ファン

OFF

印刷速度

50 - 250(mm/s)

リトラクション距離

1 - 3(mm)

リトラクション速度

20 - 40(mm/s)

閉鎖チャンバー

必要(100-110˚C)

推奨サポート材

-

乾燥設定

75˚Cで6時間

アニーリング設定 *0.4 mmノズルに基づく。印刷条件は異なる場合があります

90˚Cで2時間

アニーリング設定 *0.4 mmノズルに基づく。印刷条件は異なる場合があります

異なるノズル径で

  • 0.4 mmノズルに基づく。ノズル径が異なると印刷条件が変わる場合があります

注:

Polymaker™ PC-PBT で印刷する際はエンクロージャーの使用を推奨します。大型部品の場合は加熱チャンバーの使用を推奨します。

印刷後すぐに残留内部応力を解放するために印刷部品をアニーリングすることを推奨します。アニーリング設定:90˚Cで2時間

引張試験用試験片

ISO 527、GB/T 1040

曲げ試験用試験片

ISO 178、GB/T 9341

衝撃試験用試験片

ISO 179、GB/T 1043

試験片の作り方

印刷温度
260 °C

ベッド温度

100 °C

外殻(シェル)

2

上面および下面の層

3

充填(インフィル)

100%

環境温度

90°C

冷却ファン

OFF

免責事項:

本データシートに示される代表値は参考および比較目的のためのものであり、設計仕様や品質管理の目的で使用すべきではありません。実際の値は印刷条件により大きく異なる場合があります。印刷部品の最終的な性能は材料だけでなく、部品設計、環境条件、印刷条件などにも依存します。製品仕様は予告なく変更される場合があります。

各ユーザーは、目的の用途に対するPolymaker材料の安全性、適法性、技術的適合性、および廃棄/リサイクル方法を自身で判断する責任があります。Polymakerは別途明示されない限り、いかなる用途または応用への適合性についても保証を行いません。Polymakerは、Polymaker材料をいかなる用途で使用したことによる損害、傷害、損失について責任を負いません。

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